片づけを教えて12年になります。
知り合いのカフェでランチ付きセミナーをさせてもらったり、
当時、田舎では一部の人がやっと始めたFacebookやブログで集客しては、
広い県内を車で移動して、汗だくになって1日中片づけていました。
当時は、全国で有名になると言えば本を出すかテレビに出るかしかなかったし、別に有名になりたかったわけじゃないんだけど・・・。
とにかく、一人でも多くの人を片づけの悩みから救いたい。
そんな思いでいっぱいだったし、それは今も変わりません。
そして、なぜか分からないけど、当時から自分の片づけには妙な「自信」がありました。
それが一体何だったのか分からないまま、数年が経った頃。
コロナ禍で「clubhouse」という音声SNSが、一瞬ブームになりました。
東京コンプレックスと過去の栄光?
当時すでにYouTubeは始めてましたが、そこで最初に決めていたことがいくつかありました。
・片づけのHowToは教えない
・収納グッズや収納ワザの紹介はしない
なぜなら、見て真似して「やった気」になる片づけに、
結局、また振り回されるという人を嫌というほど見てきたから・・・
・どれだけものを捨てられるか
・どれほど見た目が綺麗になるか
・どれほど人に褒められるか
そんなのには意味がない。
その人が、その人の快適を感じられる。
それこそが片づけだという確信が、私の中にはあったんです。
実際に、私の方法で、これまで何十年と片づけに悩んできた人たちが、
少しずつ暮らしを変え、
「生きるのが楽になった」と言ってくれていました。
clubhouseでは色んな人が作ったトークルームにお邪魔して、
1つのテーマについて語ったり、
時にはプロフィール合戦なんかが繰り広げられていました。
そこで、会う人会う人に、
「どうやったら物が捨てられますか?」みたいな、
世間でよくある、“片づけ=捨てること”という前提の質問を受けたり、
「あ〜片づけの人ね〜」と
よくある“片づけの人像”に、自分もはめられてしまうのに違和感を感じたのを、今でも覚えています。
でも、じゃあ私の強みって何?
他の片づけと違うって、何が・・・?
と、言語化にまではなかなか至ってはいませんでした。
初めましての人たちに向けたプロフィールには
住んでる場所に【山口→東京→山口】と敢えて東京を入れてみたり、
レコード会社のレコーディングスタジオに勤めていたことも
個人的にはアピールポイントだと思って入れたりしてたけど、
clubhouseでは、今、この人が何をしているかが重要で、
「片づけに関係なくない?」と何度も突っ込まれました。
そこでは、どこまでいっても、私はただの「片づけの人」だったんです。
私自身も、山口に住んでいることへの引け目や、
過去の栄光にすがっている部分があるのかなと、その時は思うようにもなってたけど・・・
今ならはっきりと分かります。
片づけパンダ、「パンダみゆき」は、
間違いなく東京の『ビクタースタジオ』でできています。
レコーディングエンジニアの仕事
レコーディングエンジニアの仕事は、椅子やマイクなどセッティングに始まり、
アーティストやミュージシャンの一挙一動を見逃さずにフォローして、
随時、環境や流れを整えていくことです。
当時は2cm幅に48トラック同時録音できるSONYの磁気テープレコーダーが主流で、
楽器ごとにトラックを分け、後で細かく調整できるようにしていた。
その配分を管理したり、日をまたいだり、担当が変わっても分かるように「トラックシート」を作って保管する。
現場ではそれが命綱のような存在でした。
そして何より大事なのは「音」。
みなさんが耳にしている音楽は、バラバラの音を何百回、いや1000回以上も聞き込み、
細かい調整(MIX)を経てバランスを整えられたものです。
たとえば歌が聞こえにくいとき。
単にボリュームを上げるんじゃなく、歌を邪魔する別の音の周波数を削ることで、
本当の声がクリアに浮かび上がることもある。
耳で聞こえるだけが周波数じゃない
レコーディングエンジニアは確かに耳はいい。
でも、ぶっちゃけ大きい音を聞きすぎて難聴の人も少なくありません。
実際、レジェンドと言われる人たちは楽曲中のノイズが聴こえなかったりするけど、
耳のいい若者には創り出せないバランス良い音楽を生み出せたりするんです。
人間の可聴周波数は、20Hzから20,000Hz(20kHz)と言われ、決して広くはありません。
そして、周波数は、耳で聞こえてる範囲以外に、無限に存在しています。
その全てが、干渉しあい、共鳴しあい「心地よさ」や、「不快」を生み出しているんです。
私は、レコーディングエンジニアとしては大成してないけど、それでも、現場に10年以上いました。
そう、この「周波数の調整」こそが私の強みだったんだ。
今になって、ようやく明言できる。
片づけと周波数
片づけもまさに同じだと思う。
人とモノ、空間、感情、習慣。
数えきれない「周波数」が干渉し合い、暮らしの心地よさや不快さをつくり出している。
私は、その周波数の違和感をキャッチし、原因を探り、余計な部分を取り除いてバランスを取る。
結果として、その人にとって心地よい空間が生まれる。
もともと備わっていたのか、
レコーディングスタジオで鍛えられたのか分からないけれど、
周波数を感じ取る感覚が、私はちょっとだけ人より長けているんだと思う。
AIでもそれっぽい音楽は作れる時代。
でも、人の心を震わせる音は、やっぱり人間の感性からしか生まれない。
片づけも同じ。
正解は頭で考えるものじゃなく、感性で感じるものだ。
Don’t think!Feel!──考えるな、感じろ!
これは私がいつも片づけの受講者さんたちに伝えている言葉。
音楽を感じるように、暮らしの「音」を感じながら。
これからも片づけに悩む人たちの、『人生のバランスを整える』サポートをしていけたら最高だと改めて感じた今日この頃です。
本日も読んでいただきありがとうございました。
片づけは地球を救う。
あなたの片づけが1日も早く終わることを願っています。
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片づけパンダ/パンダみゆき
山口県宇部市を拠点に、オンラインで全国の方に片づけを教える片づけライフコーチ。指導歴12年、のべ3,000名以上。2020年からオンラインの片づけコミュニティ「キッチンファースト」を主宰しています。教えているのは、収納術でも根性論でもなく、片づけに困らなくなるための「考え方」そのもの。人生から『片づけの悩みそのものが消えていく』——そこを目指しています。


