こんにちは。パンダです。片づけを教えて12年になります。
片づけは「生き方」そのものであり、何を持つかは、あなたが「どう生きるか」を決めていくことです。
どうしたら物が減らせるのか
片づけを教えてると、よく
「どうしたら物は減らせますか?」
という質問を受けます。
世の中では、
「1年使っていなかったら捨てましょう」
「1年着ない服は捨てましょう」
などというアドバイスをよく耳にします。
他にも、
「服は○着まで」
「1つ入れたら、1つ手放す」
という謎なルールもあったりします。
こういうルールって、分かりやすいんです。
なぜなら、考えなくていいから。
「1年使ってない。じゃあ捨てる」
「1つ買った。じゃあ1つ出す」
基準が外にあるので、その通りにやればいいと思いがち。
だから、ついついそういうルールに縋りたくなる。
本当に1年使ってない?
まず、ここから疑ってみてほしいんです。
「これ、1年使ってないな」
その記憶、どれくらい当てになりますか?
私が見てきた限り、この記憶はかなり適当です。
「1年使ってないなあ」と言いながら、
「あ、でもそのちょっと前には使ったかも」
「去年の冬は…使ったっけ?」
と、どんどんあやふやになっていく。
そして、こういう曖昧な記憶を頼りに捨てると、何が起きるか。
「捨てて後悔した」
これです。
でも、よく考えてみてください。
後悔したのは「捨てたから」ではありません。
「1年使ってないものは、いらない」というルール自体が、自分の中で腑に落ちていなかったからです。
納得していないルールで、納得していないまま捨てた。
だから、後悔する。
それを「やっぱり捨てちゃダメだったんだ」と受け取ってしまうと、今度は何も手放せなくなります。
そして、また「片づけが苦手な自分」を作り上げていく。
20年、捨てるルールを守ってきた人
私は2020年から、オンライン片づけコミュニティ『キッチンファースト』というのをやっています。
そこで半年間、一緒に片づけたYさんという卒業生さんが、以前言われたことが、印象的でした。
Yさんは20年近く、いろいろな片づけをやってきた人でした。
私はこの20年近く、「要らないものは即捨て」、「1年間使っていないものは全捨て」「次の引っ越しの時まで開けていない段ボールは開けずに捨て」と様々な流派で叩き込まれてきていた私でした。だから常に「捨てたくないものを捨てなきゃいけない」という呪縛に苛まされていたので
こんな風に20年間、「捨てる物探し」が癖になっていたYさんは、
「これはいつ使いました?」
「次はいつ使いますか?」
と、パンダやトレーナーが質問するだけで、
「残すか捨てるか、どちらかに決めて!」
と言われているように感じていたそうです。
そして、
「2年前くらいに使いました」
「次は3か月後くらいに使います」
と、捨てないための理由を必死で考えていたと告白してくれました。
本人いわく、
私たちのことを「大事なものを捨てさせる敵」みたいに思っていた。
でも、私たちは一度も「捨ててください」とは言っていないんです。
誰かの正解に、自分を合わせにいく
「1年使わなかったら捨てる」というルールが、悪いわけではありません。
それで気持ちよく片づく人もいると思います。
でも、それはあくまで、誰かが考えた基準です。
家族構成も違う。
仕事も違う。
家も違う。
好きなものも違う。
これからしたい暮らしも違う。
なのに、
「こうするのが正しいらしい」
と、自分をそこへ合わせにいく。
真面目な人ほど、ちゃんと守ろうとします。
守れなかったら「私は片づけられない」と思う。
頑張って守っても、なぜかまた物が増えて、また片づけに悩む。
だったら問題は、
「ルールを守れない自分」ではなく、
そもそも、自分の暮らしを誰かのルールに合わせようとしていること
なのかもしれません。
捨てるルールがあるとしたら、たった1つ
じゃあ、何を基準にすればいいのか。
それは、「自分」です。
1年使っていなくても、持っていていいものはあります。
我が家のフードプロセッサーも何年も使ってないですが、今のところ捨てる気はありません。
大切なのは、こうやって自分の中で、持っていることに違和感がないことです。
逆に、昨日使ったものでも、
「なんとなく」
「みんな持っているから」
「高かったから」
「捨てるのが怖いから」
としか言えないなら、一度ちゃんと向き合ってみた方がいい。
物による。
人による。
状況による。
だから、世の中に一律のルールなんて作れないんです。
「ざっくり物が減ること」を目的にしない。
物を減らすのが目的になると、ルールが必要になります。
「何個まで」「何年で」と決めないと、減らせないから。
でも、目的が「本当にいる物を選び抜くこと」に変わったら、
わざわざそんなルールに頼る必要がなくなります。
物や情報に振り回されることもなくなります。
物が全部教えてくれる
片づけを教えて12年。パンダ自身もいろんなメソッドを試したり、勉強したりしてきました。
でも、結局、片づけって「物」を自分で選べるかだけだって気づいたんです。
だって、「要らない物」を上手に収納する必要はないわけだし、「要るもの」は自分たちの使いやすい場所にあればいい。
実は、片づけって単純なんです。その一歩が「物」を選べるようになること。
それを、パンダメソッドでは「物との対話」といって、一つずつの物と向き合ってもらっています。
物は、面白いほど、色んなことを教えてくれるんです。
そうやって、自分軸でブレない片づけをするから、リバウンドなし。
人生から、片づけの悩み自体を無くすことができるんです。
他人のルールに縋らなくても、誰でも「自分のルール」を既に持っています。
オンライン片づけ「キッチンファースト」
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片づけパンダ/パンダみゆき
山口県宇部市を拠点に、オンラインで全国の方に片づけを教える片づけライフコーチ。指導歴12年、のべ3,000名以上。2020年からオンラインの片づけコミュニティ「キッチンファースト」を主宰しています。教えているのは、収納術でも根性論でもなく、片づけに困らなくなるための「考え方」そのもの。人生から『片づけの悩みそのものが消えていく』——そこを目指しています。


