片づけが続かないのはなぜ?|必要なのは「習慣化」ではなく「決める力」

こんにちは。パンダです。片づけを教えて12年になります。

片づけは「生き方」そのものであり、何を持つかは、あなたが「どう生きるか」を決めていくことです。


目次

何度片づけても元に戻る

今度こそ片づけようと思って始めても、数日すると元通り。

片づけ本を読んだときはやる気になる。
SNSで素敵な部屋を見ると、今度こそできそうな気がする。

でも、続かない。

そうすると、自分は意志が弱いのかな、三日坊主だからダメなのかな、と思ってしまう人も多いのですが、原因はそこではありません。

そもそも、片づけって、続ければ終わるんでしょうか?

片づけは習慣より判断

「片づけが続かない」で調べると

・1日5分から始めましょう。
・毎朝リセットしましょう。
・使ったら元に戻しましょう。

そんな方法がたくさん出てきます。

ただ、これって、すでに片づいてる人たちの
暮らしの習慣化の話で

何年も片づけに悩んできた人の場合、
こんな小さな習慣化だけでは解決しないことがあります。

なぜなら、本当の問題は、その前の段階で、

何をどうしたら片づいたことになるのか
自分は本当にどう暮らしたいのかを
自分でもよくわかっていないこと

だからです。

何を残すのか。
何を手放すのか。
どこに置くのか。
どのくらい持つのか。

そこに迷いがあると、片づけるたびに考えなければなりません。

考える。
迷う。
疲れる。
やりたくなくなる。

そして、また続かなかった、となる。

でもこれは、習慣の問題ではなく、判断の問題です。


自分の家なのに、答えを外に探してしまう

片づけに悩んでいる人と話していると、

「普通は何枚くらい持つんですか?」
「これは捨てた方がいいですか?」
「収納はこうした方がいいですよね?」

と聞かれることがよくあります。

参考として人のやり方を見るのは悪いことではありません。

でも、自分の家を片づけているのに、ずっと自分の外に答えを探していると、片づけはなかなか終わりません。

ミニマリストはこうしている。
プロはこう言っている。
SNSではこの収納が人気。

そうやって外の正解に自分を合わせていくと、一度はきれいになっても、あっという間に違和感に変わります。

なぜなら、その家で暮らすのは自分だからです。

たとえば、同じマグカップを5個持っていたとしても、来客が多い人と、ほとんど来客がない人では必要な数が違います。

洋服だって、仕事や暮らし方によって必要な量は違います。

何個なら正解。
何着なら正解。

そんな答えが先にあるわけではありません。

大切なのは、

自分のたちがどう暮らしているか。

そこから考えることです。


自分の正解を積み重ねる

私が片づけを通して身につけてほしいと思っているのは、
毎日片づけられる根性でも、
物をどんどん捨てられる強さでもありません。

必要なのは、自分で決められる力です。

この服はまだ好き。
これはもう着ない。
この食器はいただき物だけれど、私は使わない。
これは人には不要に見えるかもしれないけれど、私には必要。

ひとつひとつの物に対して、自分はどう思うのかを考えていく。

パンダはこれを、「物との対話」と呼んでいます。

片づけは、物を減らす作業に見えます。
でも、本当にやっているのは、

自分の正解をひとつずつ積み重ねていくこと
です。

だから、時間がかかることもあります。

今までずっと、普通はどうするのか、正解はどちらなのかを基準にしてきた人が、急に自分はどうしたいのかと考えても、すぐには答えが出ません。

それは片づけが苦手だからではありません。

今まで使ってこなかった判断基準を、育て始めているからです。


必要なのは、続ける力ではなく、決める力

もし今、片づけが続かないことで悩んでいるなら、次に片づけをするとき、

どうしたら続けられるかではなく、
私は、何に迷っているんだろう
と考えてみてください。

続かない原因は、根性がないからではなく、決められないことが積み重なっているからかもしれません。

片づけとは、きれいな家を維持するための訓練ではありません。

自分の暮らしについて、自分で決められるようになるための練習です。

パンダが運営している、オンラインコミュニテの卒業生さんのなかに、10年、20年、30年と、片づけに悩み続けてきた方も珍しくありません。

片づけ本も読んだ。
収納用品も買った。
何度も物を減らした。

人によっては、
講座を受けたり、
プロに頼んだりしたこともある。

それでも終わらなかった。

https://note.com/katazukepanda/n/n11d3663b7733

そんな方たちが、片づけを進めていく中で、少しずつ変わっていきます。

以前なら何日も迷っていた物を、自分で決められるようになる。

人がどう思うかではなく、自分に必要かどうかで選べるようになる。

物を買うときにも、なんとなく家に入れることが減っていく。

そして、あるときこんな報告をしてくれるようになります。

「最近、片づけのことを考えなくなりました」
「散らかっても、前みたいにイライラしなくなりました」
「もう片づけの情報を探さなくなりました」
「家のことより、これから何をしようかを考える時間が増えました」

これが、片づけが終わるということです


目指すのは、片づけがどうでもよくなること

パンダは、片づけが続く人を増やしたいわけではありません。

片づけに悩まされない人を増やしたい。

多分、あなたもそうだと思います。

一見地味に思える「物との対話」で、ひとつずつの物から、本当の自分がどうしたいのかを確認していく中で、

何十年も片づけに悩んできた人たちが、

片づけなんて、どうでもよくなるところまで

実際にたどり着いています。

「片づけなきゃ」と考えていた時間が、本当にやりたいことをする時間に変わっていきます。

そこまで行ったら、ようやく片づけは終わりです。


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片づけパンダ/パンダみゆき

山口県宇部市を拠点に、オンラインで全国の方に片づけを教える片づけライフコーチ。指導歴12年、のべ3,000名以上。2020年からオンラインの片づけコミュニティ「キッチンファースト」を主宰しています。教えているのは、収納術でも根性論でもなく、片づけに困らなくなるための「考え方」そのもの。人生から『片づけの悩みそのものが消えていく』——そこを目指しています。

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