こんにちは、パンダです。片づけを教えて12年になります。
よく、片づけて人生変わるっていうけど、あれマジです。
ただ、部屋が片づいたから人生が変わるんじゃなくて、部屋を片づけるから人生が変わるんです。つまり、結果じゃなくて、経過が大切ってこと。
今日は、そんなお話です。
物にくっついているもの
物はたくさんの「情報」を持っています。何を言ってんだ?と思うかもしれませんが、事実です。
例えば、あなたが毎朝コーヒーを飲んでるマグカップ。
・自分で買った
・彼氏にもらった
・友人の結婚式の引き出物
みたいに、どうやって家に入ってきたかっていう情報。
・好き
・きらい
・どうでもいい
みたいな好みの情報。
他にも、
・デザインは好きだけど、色は嫌い
・形は好きだけど重い
・すごく好きだけど割れそうで怖い
みたいな、細かいニュアンス。
・本当は2個セットだったけど、割れちゃった
・前はよく使ってたけど、最近使ってない
・本当は好きじゃないけど、夫がくれたから仕方なく
・大嫌いだけど、姑の手前、捨てられない
などなど、とうていここには書ききれないほど。人によっても違うし、同じ人でも、時間の経過と共に変わってしまう情報もあります。
好きな物に囲まれて暮らせない
片づけは、まず物の取捨選択から・・・これは、どんなメソッドでも大体同じ。 どんなに「捨てないメソッド」と言ったって、要らない物まで収納はしない。
ただ、この取捨選択のレベルが、とっても重要で、これによって「片づけで人生が変わる」か、とりあえず、しばらく「片づいた風」で、ちょっとだけスッキリした気になるか、ってくらい違う。
例えば、「要るか」「要らないか」で、クライアントさんに物を仕分けしてもらったとする。その場合、たいてい、ほとんどの物は残る。
もちろん、それが本当に「要る物」ならいいんだけど、むしろ逆なケースがほとんど。
なぜなら、ほとんどの人は、「捨てられるか」「捨てられないか」をやってるからだ。
・デザインは好きだけど、色は嫌い→デザイン好きだから残す
・形は好きだけど重い→形が好きだから残す
・すごく好きだけど割れそうで怖い→好きだから残す
まあ、いい。好きな要素が少しでもあれば・・・。
ただ、どのマグカップを使うか選ぶ度に、
・デザインは好きだけど、色は嫌いなんだよなあ
・これ重いから使いたくないんだよなあ
・割れたら嫌だから、使わないでおこう
と、無意識で選別し、結局「色が嫌い」なマグカップでコーヒーを飲む日々が続く。
好きな物に囲まれるということ
よく、「好きな物に囲まれて暮らしたい」などと言いますが、これでは、いつまで経っても、その願いは叶わない。
・色が嫌い→だけど、形は好き
・重たい→けど、形が好き
・割れそうで怖い→けど、すごく好き
どこぞの「0カロリー」の歌みたいに、「ネガティブ」要素は、『捨てない良い子の私』の演出のために、なかったことにされていく。
そして、また、「嫌いだけど好き」なマグカップたちが、整然と食器棚に戻っていく。
これが、いつまでも片づかない原因。 これが、いつまでも人生が思い通りにいかない原因。
だって、自分で思い通りじゃない選択に◯をつけてるんだから。
自分の感情を無視しない
いつまでも片づかない人たちは、今みたいな、細かい感情の描写は、普段から感じているはずなのに、自分の感情を無視するのが癖になって、自分でキャッチできない。
さて、ちょっと話は戻るけど、「人生が変わる片づけ」と「一瞬片づいた風」の違いはここにあると思ってる。
今まで無視してきた、自分の感情を無視しない
・デザインは好きだけど、色は嫌い→デザインも色も好きなマグカップを見つけたい
・形は好きだけど重い→重くなくて持ちやすい好きなマグカップを探してみる
・すごく好きだけど割れそうで怖い→割れないように気をつけながら使う
こうやって、自分の感情の声に耳を傾けて、一つ一つを、自分で取捨選択〜決断していく。
これまでの、嫌いだけど好きなフリして持ってる人生とは、おさらばです。
見た目は後からついてくる
どんなに細かい物までもが、自分の納得いった物で、自分に合った状態で置いてあれば、それを「散らかってる」と感じることは、ほとんどないでしょう。
それが、片づいてるっていうんです。
だから、収納をいっぱい買ったり、大きな収納に、きっちり物を埋めても、結局「心」までは、スッキリしないんだよね。
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片づけパンダ/パンダみゆき
山口県宇部市を拠点に、オンラインで全国の方に片づけを教える片づけライフコーチ。指導歴12年、のべ3,000名以上。2020年からオンラインの片づけコミュニティ「キッチンファースト」を主宰しています。教えているのは、収納術でも根性論でもなく、片づけに困らなくなるための「考え方」そのもの。人生から『片づけの悩みそのものが消えていく』——そこを目指しています。


