要らないのに捨てられないのはなぜ?|片づけと慣性の法則

片づけコラム「要らないのに捨てられないのはなぜ?|片づけと慣性の法則」

こんにちは!片づかない家はない
片づけの最後の砦「片づけパンダ」こと、パンダみゆきです🐼

「家中が要るものだけになったら、どんなに快適だろう」そう思ったことはありませんか?
要らないと分かっているのに、いつまでも鎮座する物。これがなくなったら、きっと片づけは終わるはず。それなのに、いつまでもそこにあり続ける。

一個ずつ確認して「要る?」「要らない?」ってやってるのに、結局、いつも全部「要る」になっちゃう。
「私って、意志が弱いのかな」
「また片づけられなかった」
そうやって、自分を責めていませんか?
でもね、違うんです。
これはあなたのせいじゃないかもです。

目次

物にも、宇宙の法則が働いている

突然ですが、「慣性の法則」という言葉を聞いたことはありますか?中学校の物理で習ったアレです。

止まっているものは、外から力が加わらない限り止まり続ける。動いているものは、外から力が加わらない限り動き続ける。
これ、実は片づけにもそのまま当てはまるんです。何年もそこにある物は、そこにあり続けようとする。

「要る?要らない?」と聞いても、その場にあり続けようとするエネルギーが、あなたの判断に影響を与えている。だから何でも「要る」になっちゃう。意志が弱いんじゃなくて、宇宙の法則に負けているだけなんです。

「全部出す」にはちゃんと理由がある

片づけの最初に必ず「全部出す」というのをよく聞くとおもいます。
・引き出しの中身を全部出す
・クローゼットの服を全部出す
・棚の物を全部出す

これをやると、たいていの人が「こんなにあったの?」と驚きます。こうやって、強制的にその場から物を剥ぎ取ることで、慣性のエネルギーをリセットする。これが「全部出す」本当の理由です。

今まであった場所から引き剥がすことで、
物は初めて「要る」「要らない」をフラットに判断できる状態になります。その場に置いたまま「要る?要らない?」をやっても、慣性の力が邪魔をして、なかなか「要らない」が出てこない。だから全部出すことが、片づけの絶対条件なんです。

ただし、全部出すと言っても、キッチン全部、家中全部をやっちゃうと大変なことになるので、小さく全部だしてくださいね。

動き出したら、止まらない

慣性の法則には、もう一つの側面があります。
動いているものは、動き続けようとする。
これも片づけに当てはまります。
最初の一個を動かすと、次が動く。また次が動く。

止まっていたエネルギーが、動き出した瞬間から、家全体の空気が変わっていく。片づけが「楽しくなってきた!」という瞬間。あれはまさに慣性が逆向きに働き始めた瞬間です。
だから最初の一歩さえ踏み出せれば、
あとは勝手に動き出す。

片づけられないのは、あなたのせいじゃない

もう一度言います。
片づけられないのは、意志が弱いからじゃない。真面目じゃないからじゃない。センスがないからじゃない。
ただ、慣性の法則に負けていただけ。

そしてその法則は、正しい方法で動き出せば、今度はあなたの味方になってくれます。まず1回どこか1箇所の物を全部出してみてください。
強制的にその場から剥ぎ取るイメージで。その上で「要る?要らない?」をやってみてください。驚くほどスムーズに動けるはずです。

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片づけパンダ/パンダみゆき

山口県宇部市を拠点に、オンラインで全国の方に片づけを教える片づけライフコーチ。指導歴12年、のべ3,000名以上。2020年からオンラインの片づけコミュニティ「キッチンファースト」を主宰しています。教えているのは、収納術でも根性論でもなく、片づけに困らなくなるための「考え方」そのもの。人生から『片づけの悩みそのものが消えていく』——そこを目指しています。

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